「腰痛がひどくて仰向けで寝られない」
「寝ていると腰に痛みが出て、膝を立てたり横向きになると楽になる」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
腰痛を改善する1つに、呼吸を使って腹圧を高めるという方法があります。
でも、腹圧って何?
腹圧を高めるにはどうしたらいいの?
そもそもなぜ呼吸を使って腹圧を高めると腰痛改善につながるの?
そんな疑問をお持ちの方に、イラスト付きで詳しくご説明します。
腹圧とは
腹圧とは腹腔にかかる圧のことです。
人間のお腹の中には「腹腔」と呼ばれる、胃や肝臓などの内臓を収める空間があります。
ここは肋骨や骨盤のように骨格に覆われていないので、中から圧を高めて大気圧に潰されない筒(体幹)を作る必要があります。
この筒を構成するのに必要な主な筋肉が
横隔膜、腹横筋、骨盤底筋となります。
この3つの筋肉でお腹の中に筒(体幹)を構成しています。
すべての筋肉を同時に働かせることで腹圧を高めることができます。
腹圧を高めるにはどうすればいいのか?
では、呼吸を使って腹圧を高めるにはどうすればいいのでしょうか?
腹腔の上には呼吸の際に上下する横隔膜という筋肉があります。
横隔膜は息を吸う時に下がり、息を吐く時に上がってきます。
息を吸って横隔膜が下がると腹腔が圧縮され、腹腔内の圧力が高まり、外側に力がかかります。
横隔膜が腹腔へ向かって下がることで、その他の腹横筋、骨盤底筋も引き伸ばされるように収縮して腹圧を高めます。
これが腹圧がかかった状態なのです。
分かりづらいので下のイラストをご覧ください。
皆さんが思い浮かべる呼吸の1つに「腹式呼吸」というのがあると思います。
息を吸う時にお腹を膨らませ、息を吐く時にお腹をへこませるというやり方です。
腹圧を高める場合は息を吐く時にお腹を膨らませます。
この呼吸は最初は感覚をつかむのが難しいですが、できるようになると腰痛を改善するだけでなく、体幹が安定するので姿勢も整ってきます。
呼吸を使って腹圧を高めるとなぜ腰痛の改善につながるのでしょう?
「腰痛がひどくて仰向けで寝られない」
というタイプの腰痛の人は、筒を構成する3つの筋肉(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋)の機能が弱まっている可能性があります。
この筋肉が上手く働いていないと、お腹の重さによって腰が前に引っ張られ、いわゆる「反り腰」の状態になってしまい痛みがでるわけです。
筒を構成する筋肉を活性化することで腹圧を高めると、体の中心である体幹と脊柱(特に腰の背骨)がしっかり安定し、腰が前に引っ張られることが少なくなるので負担が減り腰痛の改善につながっていきます。
でも、筒を構成する3つの筋肉にアプローチするのは難しいです。
そこで、意識的にコントロールしやすい呼吸を上手く使うことでアプローチしやすくするのです。
まとめ
なぜ呼吸を使って腹圧を高めると腰痛が改善されるのか?という疑問をお持ちの方にその仕組みについてご紹介しました。
ポイントは腹圧を高めるために重要な3つの筋肉(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋)の機能を高めること、そうすると体の中に筒ができて、その筒が体を安定させて痛みを改善させるということでした。
腰痛のせいで仰向けに寝られない、寝ていると腰に痛みがでてくるという悩みを持つ方は多いと思います。
そんな方は呼吸を使って腹圧を高める方法をぜひ試してみて下さい。
具体的な方法については「腰痛改善したい人必見、呼吸で腹圧を高める簡単エクササイズをご紹介します。」の記事でご紹介していますので、こちらを参考にしてみてください。 今や国民病とも言われる腰痛。 症状が長引くと日常生活にも支障をきたしてしまいます。 腰痛改善のための方法はテレビやネットでも色々と紹介されていますが、今回は呼吸を使って腹圧を高めることで腰痛を改善する ... 続きを見る
腰痛改善したい人必見、呼吸で腹圧を高める簡単エクササイズをご紹介します。
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