Emaベリーダンススクールさんより写真をお借りしています。
レッスンに来てくださっているベリーダンスをやっている方から、フェルデンクラスメソッドが即興でダンスをするときにとても役立つという感想をいただきました。
フェルデンクライスメソッドのレッスンでは
「動きの繋がり」
「動きのエコー」
という言葉で注意を向けることが多いのですが、その時の感覚が役に立つということなんですね
とても興味深いので詳しく聞いてみることにしました。
ベリーダンスは 、振付で踊ることがほとんどだそうです。
ただ、元々この踊りは即興で踊られていたものなで、レッスンでは即興で踊る練習も大切にされているということでした。
普段は、音楽はあらかじめ録音されたものを使用することが多いそうなのですが、
即興で踊る時は音楽も即興演奏でそれに合わせて踊るそうなんですね。
踊りそのものもステージを動きまわるような動きではなく、その場に留まって踊るような動きです。
Emaベリーダンススクールさんより写真をお借りしています。
彼女の言葉を借りると
丸みを帯びた動きで踊ることが多いので、その時に主に使っているパーツから他のパーツにエコーが伝わることで、身体の中を自由に移動しながら次の動きにつなげていける
ということらしいです。
よく分からなかったので実際踊るところを見せていただくと、彼女の言っていることが理解できました。
次の振付に移る時、新しい展開に移るときに振付と振付の間の繋ぎが途切れることなく繋げていくと美しく見えるのです。
これがいかにも、はい!今度は次の振付に移ったよ!と分かるような動きだと美しくないし、流れが途切れたようになるんですね。
繋ぎの部分さえも演技の一部として溶け込ませることで、音楽とも同調させることができてその世界観を壊すことなく見ているものを引き付けるのだろうと思いました。
そして、こういう踊りを実現するためにフェルデンクライスメソッドのレッスンが非常に役立つとのことでした。
余談ですが・・・彼女の感想を聞いていて私はフィギュアスケートの羽生結弦選手のやっていることとよく似ているな~と思いました。
私事ですが、昔からフィギュアスケートをみるのが好きでして・・・
伊藤みどりさんが女子でありながらトリプルアクセルを跳ぶ姿にワクワクしておりました。
羽生結弦選手といえば4回転ジャンプやスピンが美しいことで有名な選手ですが、彼も「演技のつなぎ」の部分を大切にしているんですね
「ジャンプやスピンといった技と技の間の部分は、どの選手も次の技に向かって準備する、比較的単調な滑りになってしまいがちだが、羽生選手はこのつなぎの部分で単なる技の準備ではなく、演技として評価をされる滑りをしている」
こちらの記事より引用させていただきました。
普通の選手が4回転ジャンプを跳ぶ前は、羽生選手のように 難しいステップからジャンプに入ることは避けます。
なぜならそんな難しい入りをしたらジャンプで転倒してしまうからです。
リスクを負ってでも彼がつなぎの部分にこだわるのは、その方が、淀みのない流れるような演技に繋がり、音楽の世界観を崩さない演技ができるからだと思います。
どちらにしても凄い世界ですね~
ちなみに、ベリーダンスの方は広島のみならず、世界で活躍されています。
教室もあるそうなので興味のある方はぜひどうぞ!
HPはこちらです。