フェルデンクライスとは?

心にもとどく、フェルデンクライスメソッド

更新日:

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「もっと頑張ろう!」「気合を入れろ!」など、分かっているけど気合や根性だけではどうにもならないとき、どんなに平静を保とうとしても同じシチュエーションになるとまた緊張してしまう・・・こんな時はどうしますか?

上手くいかないときは「もっと頑張れ!」とか「気合を入れろ!」緊張しやすいと「平常心で!」とか「気持ちを強く持って!」落ち込んでいたら「クヨクヨするな」とか「プラス思考でね」とか・・・

心が不安定な時は気持ちや心の在り方で何とかしようとしますよね?

でも、自分では分かっていてもなかなかできない・・・

それは心の状態って捉えどころがなくてコントロールしにくいものだからなのです。

この捉えどころのない心の状態をもっと簡単に変化させる方法ってないものでしょうか?

 

ボディーランゲージの自分自身への影響

最近見たプレゼンテーションで興味深いものを見つけました。

社会心理学者でもあるエイミー・カディのプレゼンです。

これがフェルデンクライスメソッドの考え方とよく似ているのです。

一般的にボディーランゲージ(非言語行動)というと他人にどう思われるか?という相手の受け止め方に注目しがちですが、自分自身の考えや感情など、自分への影響はどうなのか?

と考えることはあまりないのではないでしょうか?

アスリートが試合で勝ったとき、両腕をV字にして顎を少し上げて「やったー!」ていうポーズをとるじゃないですか!

このパワーを表現するポーズというのは普遍的なもので、生まれつき目の見えない人で、一度も見たことがない人でも勝ったときはこのポーズをやるらしいんですね。

パワフルな気分だと堂々とした態度になるわけですが、逆に形から入ってパワフルな気分になるというのもあるのでは?

と彼女は考えたわけです。

心が体に変化を及ぼすのは分かるが、体もまた心に変化を及ぼすのか?

というところに疑問を持ったのが面白いと私は思いました。

 

digitalcast.jp

内容 ~TED日本語より~
私たちのするボディランゲージは、自分に対する他の人の見方に影響しますが、自分自身の見方にも影響します。

社会心理学者のエイミー・カディは、自信のないときでも自信に溢れる「力のポーズ」を取ることで、脳内のテストステロンやコルチゾールのレベルが変化し、成功できる見込みも変わるのだと言います。

 

体の状態を変えてホルモンを変化させると・・・

彼女の考える「心」とは、思考、感情、それらを作るホルモンのことを言います。

強い人の心と、弱い人の心はどう違うか?というのをホルモンで調べたのです。

そのホルモンは

テストステロン(支配欲)コルチゾール(ストレス)

この2つに違いがみられたらしいのです。

彼女はある実験をしています。

2分間だけあるポーズをとらせます。

縮こまって体を小さくする「力の弱いポーズ」

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体を大きくする「力の強いポーズ」

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このポーズを2分間とらせてホルモンを調べると

「力の弱いポーズ」をとった人は

テストステロン(支配力)が下がり⤵

コルチゾール(ストレス)が上がり⤴

「力の強いポーズ」をとった人は

テストステロン(支配力)が上がり⤴

コルチゾール(ストレス)は下がる⤵

という結果になったというのです!!!

「力の強いポーズ」をとった人は面接など人から見られる状況でも堂々とし、何かにトライするという冒険心も芽生えたということでした。

たった2分間だけ姿勢を変えるだけで、つまり体の状態を変えるだけでホルモンを変化させ、心の状態を変化させたのです。

 

体の状態が変わることで心の状態に変化を起こす

エイミー・カディの考えはフェルデンクライスメソッドの考え方と共通しているところがあります。

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モシェ・フェルデンクライスは、人のあらゆる行動は「感覚」、「感情」、「思考」、「動き」によって構成されていると考えました。

この4つの要素の中で一つでもよくなれば他もよくなると考えたのです。

彼はこの中で、「動き」というのが一番捉えやすく変化を起こしやすいと考えました。

「動き」は他の3つに比べて捉えやすいですし、基本的に誰でもできます。

「動き」を使って体の状態に変化を起こし、心の状態にも変化を起こすというのがフェルデンクライスメソッドのアプローチの仕方です。

実際にレッスンの後に体が軽くなる、体のスペースが広がる、立ち上がった時に足裏にしっかり重さがのって安定性が増した、といった感覚があるとき、同時に気持ちが楽になる、心が穏やかで落ち着いているといったことが起こります。

心の在り方は、体がとる姿勢や動きのパターンと深く関係しています。

不安や恐れがある時、人は身を縮めて体を小さくしますし、

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自信を持っている時や落ち着いている時は体を大きく広げます。

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ということは、逆に体がとる姿勢や動きのパターンを変えると心のパターンも変化するとも言えるわけです。

気合や根性からアプローチするより、誰でもできる「体の動き」からアプローチする方がずっと簡単な気がしませんか?

エイミー・カディの体が心を変え、心が行動を変え、行動が結果を変えるという言葉は、まるでフェルデンクライスメソッドそのものを表しているな~と思いました。

 

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