お客様の感想 フェルデンクライスとは?

重要な学習はすでに知っていることを別のやり方でできること

更新日:

f:id:feldenhiroshima:20150902114803j:plain

先日、スペーシアでの初めてのグループレッスンがありました。

フェルデンクライスメソッドのレッスンは動き自体はとてもシンプルなのですが、同じ動きをイメージややり方を変えて動くということをよくします。

今回のレッスンでも、動きの指示は「右のお尻を床から持ち上げて降ろす」という単純な動きなのですが、動きは同じでもやり方を色々変えて動くというレッスンでした。

参加者の方からも、

「やり方は一つではないんですね」

「いつもと違うやり方で動いていくとできるようになった」

という気づきがあったようでした。

でも、どうしてこういうことをするのでしょう?

何か問題があったときのことを考えてみてください。

それを試みたけど上手くできない時です。

1つのやり方しか知らなかったらできない~で終わってしまうかもしれません。

でも、もう一つのやり方、さらに3つ目のやり方・・・

というように別のやり方を多く知っていたとしたらその問題を解決できる可能性は高くなるわけです。

モシェ・フェルデンクライスの言葉に

本当に重要な学習はすでに知っていることを別のやり方できること

というのがあります。

それについての有名なエピソードをご紹介したいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
モシェが汽車に乗っていたときのことです。

たまたま隣り合わせになった男が本を読んでいました。

彼は美しく、知的で、一見して教養のある人間に見えました。

ところが、彼は本を逆さまにもって読んでいたのです。

その男はひじょうに興味を持って明らかに読んでいるのです。

モシェは彼を見て、この男は馬鹿なのだと考えました。

「読んでいるのですか?」

とモシェは訊ねざるをえませんでした。

するとその男は

読んでいるとは思わないのですか?

と答えます。

「だって、そんなふうにして読めるのですか? 本を逆さまに持っているではないですか!」

モシェが言うとその男はこう言いました。

逆さまとはどういうことでしょう?どちらを上にするのが 正しいのでしょう?

モシェが戸惑っていると男は

「私たちの住む町には聖書が一冊しかありませんが  子供たちはみんな読み書きを習わなくてはなりません。

そこで先生が一冊の本を持って、子供たちはその周りに座ります。

先生は本を広げてみんなに見せます。

一人一人は違う角度から 本を見ますが、時々場所を入れ替わることになっていますから誰もがどんな角度からでも読めるようになります。

私たちにとって逆さまなんてものはありません。

どんな角度でもいいのですから

みなさんは一つの角度からしか本を読めないのですから、愚かなものということになります。

大学まで行っているのに本を一方からしか読めないのです。

私には読めます。

どっちから見てもoはoで、eはeです。

字のパターンが分かればいいのです」

 

f:id:feldenhiroshima:20150905055441j:plain

私たちはすべての可能な組み合わせの中から一つだけを選び、本の天地を決めてしまい、他の角度で読むことはできなくなっています。

彼は高校にも大学にも行ったことがありません。

でも、私たちより一定の世界を見るために目と頭と体の使い方を細分化させることができます。

*このエピソードについては
 心をひらく体のレッスン―フェルデンクライスの自己開発法
 より一部抜粋させていただきました。ありがとうございます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もし、上手くいかないことがあったとしても、それはすべての可能な組み合わせの中の一つができなかったにすぎないと思うのです。

でも、一つのやり方しか知らなくて、それが失敗するともうダメだ~と思ってしまう。

あの人もできているのに!この人もできているのに!

自分はできてないじゃないか~!と劣等感を積み重ねてだんだん自分を信頼することができなくなってしまう・・・

一つのやり方に留まらず別のやり方を探してみる、さらに自分だけのやり方が見つかればもっとハッピーだと思いませんか?

体だけではなく、気持ちや考え方の面でもそうなるところがフェルデンクライスメソッドの魅力の一つだと思います。

 

こちらの記事もご覧ください

2019/4/3

フェルデンクライス広島の個人レッスン

フェルデンクライスメソッドには2つのレッスンがあります。 そのうちの1つ、個人レッスンについてのご案内です。   目次1 個人レッスン (Functional IntegrationⓇ=FIレッスン)2 お申込みはこちらから 個人レッスン (Functional IntegrationⓇ=FIレッスン) 個人レッスンはお客様の悩みや問題をもとに、直接お客様の体に触れてレッスンを行っていきます。 テーブルに寝たり、座ったり、時には立ったりと様々な姿勢で体を動かしていきます。 普段は使われていない体 ...

ReadMore

2019/3/30

フェルデンクライスメソッドとは?

フェルデンクライスメソッドって何? そんなあなたの疑問にお答えします。 目次1 フェルデンクライスメソッドとは2 こんな方におすすめ!3 「治す」のではなく、「本来の自分を思い出す」 フェルデンクライスメソッドとは ロシア出身の物理学博士で、教育者としても活躍したモシェ・フェルデンクライス(1904~1984)が考案した「体を使った教育学」です。 膝のケガに苦しんだフェルデンクライスは、自分の体と幅広い知識、生理学、解剖学、心理学などを取り入れ、手術を受けることなく膝の回復に成功。 その時の経験を活かして ...

ReadMore

2019/3/31

重要な学習はすでに知っていることを別のやり方でできること

先日、スペーシアでの初めてのグループレッスンがありました。 フェルデンクライスメソッドのレッスンは動き自体はとてもシンプルなのですが、同じ動きをイメージややり方を変えて動くということをよくします。 今回のレッスンでも、動きの指示は「右のお尻を床から持ち上げて降ろす」という単純な動きなのですが、動きは同じでもやり方を色々変えて動くというレッスンでした。 参加者の方からも、 「やり方は一つではないんですね」 「いつもと違うやり方で動いていくとできるようになった」 という気づきがあったようでした。 でも、どうし ...

ReadMore

no image

2019/3/31

あなたの中に本当の弱さを見つけてそれに負けてしまいなさい

最近、とても印象的なプレゼンテーションを見る機会がありました。 メーガン・ワシントン: なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか 内容 ~TED日本語より~ メーガン・ワシントンはオーストラリアを代表する歌手の一人であり、ソングライターです。 そして子供の頃から吃音を抱えています。 この大胆に自分をさらけ出したトークの中で、彼女はどうやってこの言語障がいとつきあっているかを打ち明けます。 「st」の文字が組み合わせられた単語をさけることに始まり、発話直前に言い変えて脳をだますことまで。 そして、そうです、彼 ...

ReadMore

2019/4/4

医療や介護の現場に何でフェルデンクライスメソッドなの?

すっかり秋めいてまいりました。 皆さん、体調など崩されておりませんか? 11月12日(土)広大でフェルデンクライスメソッドワークショップと動きの学習会が開催されます。 今年はこれで最後となります! 広大でのフェルデンクライスメソッドワークショップもあっという間に5年経ちました。 医療や介護にフェルデンクライスメソッド?? でも、何でフェルデンクライスメソッド? 一見すると関係ないように思える分野にフェルデンクライスメソッドを導入しようと思ったのは、日頃の現場で常々感じることがあったからなのです。 &nbs ...

ReadMore

2019/4/6

岩国へ出張レッスンに行ってきました。

先日、岩国へ出張レッスンに行かせてもらいました。 参加者の皆さんはフェルデンクライスメソッドを受けたことのない人たちばかり! でも、主催者の方から、日頃から自分のカラダへの関心が強い方ばかりなんですよ~と聞いていたので安心して会場へ向かいました。   皆さん2時間たっぷり自分に集中して受けてくれました。   参加者の方からは いつもは膝が痛いんですがレッスンの後、痛くなくなりました 来たときは腰が痛かったんですが今はラクになりました など嬉しい感想を頂きました。 ピラティスをやっている ...

ReadMore

2019/4/1

緊張しやすい私に役立ったフェルデンクライスメソッド

熱戦が繰り広げられているオリンピックもいよいよ佳境に入ってきましたね! 日本選手の活躍に見ているこちらも思わず力が入ってしまいます。 選手たちを見ていると、本番に最高のパフォーマンスを発揮するのって難しいんだな~とつくづく思います。 誰でもミスしたくないと思う瞬間ってあると思うんですね その思いが強いと緊張して体が硬くなってしまう・・・ 緊張を上手く活かせる選手もいれば、上手く気持ちを切り替えられずそのままズルズルいってしまう選手もいるでしょう。 そういう私はかなりの緊張しやすい人間です。 オリンピックを ...

ReadMore

2019/4/1

たった1つの動きを変化させると、他の動きにも変化が起こる~その2~

前回の記事の続きです。 前回の記事は、介護に役立つだけでなく、 私たちの日常生活やパフォーマンス向上にも役に立つ動きです。 なぜなら、この動きはあらゆる姿勢や動きの中でよく使われる動きだからです。 彼女に教えた 車椅子での座り直し  ↓ 寝返り  ↓  上方への移動 これらは同じような体の使い方をしています。 そのため、1つの動きが変化することで他の動きにも変化が起こったわけですがそれはいったい何でしょうか?   それは・・・ 足で床を押して体を転がす(回す) という動きです。 赤ちゃんも寝返り ...

ReadMore

フェルデンクライスメソッドには2つのレッスンがあります

あなたにあわせて悩み解消! 個人レッスン

インストラクターがハンドリングによって体を動かすレッスンです。

今すぐCHECK


みんなで参加!グループ
レッスン

インストラクターの声かけで、お客様自身が体を動かしていきます。

今すぐCHECK



ランキングに参加しています。
クリックして頂けると嬉しいです。



にほんブログ村 健康ブログ フェルデンクライスメソッドへ

にほんブログ村

-お客様の感想, フェルデンクライスとは?

Copyright© フェルデンクライス広島 , 2019 All Rights Reserved.