医療や介護の現場では、床ずれや手や足が変形を起こさないように体の下にクッションを入れます。
姿勢変形を改善させるため、あるいは予防のためにと入れたクッションは果たしてきちんと機能しているでしょうか?
予防のために入れたクッションは機能していますか?
医療・介護の現場では、床ずれや手や足が変形を起こさないように体の下にクッションや枕を入れます。
例えば膝が曲がってしまい両脚が倒れやすい人、両膝がくっついてしまって広げられない人に下の写真のようにクッションや枕を入れます。
*ポジショニング実践コンパクトガイド監修 伊藤亮子(株)ケープ/刊
踵に床ずれができてはいけない!と、やはり下の写真のようにクッションや枕を入れます。
*ポジショニング実践コンパクトガイド監修 伊藤亮子 (株)ケープ/刊
医療・介護の現場ではよく見る光景です。
床ずれや拘縮を予防するために、これ以上姿勢変形を悪化させないために入れてあるはずのクッションは果たしてうまく機能しているのでしょうか?
実際、上の写真のようにクッションを入れているけど、床ずれや拘縮は一向に改善していない、むしろ悪化しているケースも多いのではないでしょうか?
どうして改善していかないのでしょう?
ポジショニングという考え方
床ずれや拘縮予防のためにクッションを体の下に入れるとき、今までは姿勢保持、良肢位保持というように、体を安定させ保持することが主に考えられてきました。
しかし最近では、
動きを促進し能力や
可能性を広げるために支持をする
という考え方が一般的になってきています。
寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くはもちろん、食べる、排せつする、眠る、呼吸する、怒る、笑う、これらはすべて動きです。
私たちは動きとは切っても切れない生活をしているのです。
床ずれや拘縮というのは、様々な原因が考えられますが、きっかけは、動きが少なくなることです。
自分で動ける方はいいですが、自分で動くことが難しい人にはポジショニングを考える必要があります。
体を保持するだけでなく、動きも促進するために保持するというのが、ポジショニングの考え方です。
では、具体的にはどうしたらいいのでしょう?
ポジショニングを実践するための解説書ができました!
この度、理学療法士でフェルデンクライスプラクティショナーでもある、伊藤亮子さんが監修された
「ポジショニングコンパクトガイド 実技編」ができました。
とても分かりやすく説明されていて、ちょっとした裏ワザもたくさん載っています。
ちなみに上の写真の方にポジショニングを導入すると・・・
という感じになります。(ほんの一例です)
このクッションの入れ方と、最初にお見せした入れ方では体にどんな影響があるのでしょう?
どうしてクッションをこういうふうに入れるのでしょう?
気になる方はこちらをご覧ください。
じっくり見たい方はPDFでダウンロードもできますよ!
*コンパクトガイドを希望されるお問い合わせが多いのですが、私は多くの方にお役に立てばとの思いで紹介のみさせてもらっています。
冊子が欲しい方は、下記にケープの会社のHPをご紹介しておりますので、そちらから資料請求してみてくださいね。
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