「学び」という言葉を聞いて皆さんが思い浮かぶことは何ですか?
一般的には知識として頭で「知る」という学びを思い浮かべることが多いと思います。
それに対して、フェルデンクライスメソッドで「学び」というときは、頭で「知る」という学び」よりも体験を通して感覚的に「身につく」ような「学び」をいっていることが多いと思います。
個人レッスンをした演奏家の方からの感想です。
感想の中で書いてある言葉の中に、
「理屈としては理解していたことを実際に身体で 感じることができたのでとてもよかったです」
というのがありました。
演奏家の方に限らず、パフォーマーの方って自分の体の感覚に対してとても繊細です。
体の使い方に関してもよく知っていらっしゃいます。
この方も、腕がどこから始まるか?などのボディーイメージはレッスン前よりありました。
より腕をラクに使えるようになればもっとパフォーマンスが上がるだろと思いレッスンをすすめました。
腕に関してのボディーイメージはあったのでそれを骨盤から腕への動きの繋がりへと広げていきました。
レッスン後は座っているのがラクになったようでしたし、感想にもあるように、上半身と下半身の連動を感じてもらえたようでした。
このように、フェルデンクライスメソッドの個人レッスンでは、よりその方の問題としていることにフォーカスして、体験を通して感覚的に身につくように学んでもらいます。